〈1〉下準備〜基礎工作(アギラ編) |
基本的な工作方法を紹介いたします。
それなりの工具等は必要となりますが、それがないと組めないという訳ではなく、
効率の問題ですので最初から諦めず一度トライしてみて下さい。
1)パーツ確認
キットを購入したらすぐにパーツが揃っているか
組み立て説明書を見ながら確認です。
キャスト製ガレージキットは生産期間が極めて短いため、パーツ不足や
破損があっても数ヶ月経過するとメーカー側にパーツのストックがない
場合が多々あります。
2)洗浄
キャストパーツを注型する際に離型剤としてシリコンオイルが塗布されています。
これが表面に残っていると後々塗装の剥離といった事になりますので、
古歯ブラシなどを使って丁寧且つ確実に取り除く必要があります。
(1)パーツをレジンウォッシュに24時間ほど漬け込む。※漬け過ぎに注意
(2)浮いたシリコンオイルを中性洗剤とホーミング(研磨材入り洗浄粉)
を使って丁寧に洗い流します。
3)パーツのバリ取り〜パーティングラインの成型
キャストキットは合わせ型を使って注型されるため、どうしてもパーティング
ラインやバリが出ています。
カッターやサンドペーパーを使って段差が目立たないように処理します。
気泡や段差が大きい場合はエポキシパテで埋めて下さい。
手が敏感な方は画像の様な指サックを使ってエポキシパテを練りましょう。
間違っても薬局でOKサインをすると別のサックが出てきますのでご注意をっ。(笑)
4)接合部分の補強〜接着
直径3ミリほどの真鍮線(パイプでも可)を補強に使います。
付加がかかる部分に同じ直径の穴を開け真鍮線を差し込みます。
角度や深さが問題なければエポキシ系接着剤で接着します。
固定を維持するため瞬間接着剤を補助的に使うとズレも起こりません。
5)隙間部分の処理〜モールド起こし
接合部分の隙間をエポキシパテを使って埋めます。
表面のモールドが損なわれていれば爪楊枝の先端を使ったり、解したりして
モールドを再現して下さい。