
グビラ造型開始です。
今回のポイントはサイドからのシルエットに注意しながら進めていきますが、
特異な体型から基本デッサンの出し方は艦船模型の作り方を参考にしています。
先ずスーツアクターの身長から1/6サイズを割り出し、次に着ぐるみ(当時の
現場ではぬいぐるみと呼んでいました)をそのスケールに合わせます。

両方のセンターを合わせて合体させます。
腕や脚の角度は後からでも調整できますので、ここでは身体の中心と前後の
位置に気をつけます。
位置が決まったらリキッドスカルピーで接着し、人型に肉盛りをします。

成田氏のデザイン画を忠実に再現するために、上腕部までがボディ内に収まって
いますが、肩から肘までのラインは表に見えてますのでこれも肉盛りで再現。
高山氏の図面ではスーツアクターは顔を上げた位置になっています。


左右のバランスをチェックしながら肉付けをします。
特に身体のボリュームは見た目の重量感に影響するので慎重に。


概ね形が出せたらオーブンで焼きます。
空気が入っていると画像のように表面が割れますのでリキッドスカルピーで補修します。

割れた箇所をリューターで深く掘り下げます。

リキッドスカルピーを充填。瞬着は加熱により発泡しますので使用しません。

更にグレイスカルピーで表面を整えて再びオーブンで焼き補修完了。
この後も加熱する度にグレスカが膨張し割れますが同じ要領で修理していきます。

全体のプロポーションが出ました。この時点ですでにグビラグビラしてるでしょ?(笑)
これから削ったり持ったりの細かい作業に入ります。

全体の肉付け完了。試しにシワモールドを入れてみました。
細いイメージがありましたが、こうして見ると四つ足怪獣としても
ボリューム満点です〜。

後ろ足の画像。10節の蛇腹がモールドされており足も長い。
部分的にシワを入れていますが雰囲気を掴むためのダミー。
またポーズやモールドも基本になる写真はあるものの、そのまま立体化しても能が
ないので、数十枚の画像を参考に弄っております。
立体物は映像も含めた平面資料の総合商社でなくてはならないのですね。(笑)