レジンパーツ注型には離型剤が使用されていますが、平泉洋行のリムーバー7001番
やペリコートスプレーGT1等が使われている様です。
一般的にシリコンオイルと呼ばれているものですが、これらを完全に分解・除去する
洗剤や薬品は残念ながらありません。本来は作ったメーカーが除去剤を開発しなけ
ればならないのが筋ですが、作りっぱなし売りっぱなしなのが現状です。
そこでここではレジンを侵す事なく、現時点で最も効果的に離型剤が落ちるであろう
と思われる洗剤を2種類紹介したいと思います。
ひとつはホームセンターや通販でも売られている“技〜職人魂”という強力な洗剤です。
ネーミングからして凄そうですが、本来は台所の長年固まった油を分解するものでその
洗浄力は強力です。また素手で使うと皮膚の下の油分までどんどん持っていかれ、確実
に手がガサガサに荒れますのでゴム手袋着用は厳守です。


ウロコや細かいパーツはランナーから切り離さずタッパーに入れ職人魂に浸します。
使った後の液は別の容器に入れ保管すれば二次使用できます。

パーツにスプレーすると画像の様に発泡を開始し、数分で液化いたします。
10分〜20分ほど放置し歯ブラシなどで軽くブラッシングし、流水で界面活性剤を完全に
洗い流します。界面活性剤の滑りが残っていると、やはり塗装が剥がれる原因となり
ますのでこんな時はクレンザーを使うと効率的に落とせます。

普通のレジンキットならこれで十分ですが、まだ離型剤が残っている様でしたら
同じ行程を繰り返します。
それでも不安な場合は愛想ない容器に入っている怪物屋オリジナルの“モンスター
GKクリーナー”を使ってみましょう。画像の様に歯ブラシにつけてゴシゴシ洗います。
特にパーツの接着面に離型剤が残っているとエポキシ系接着剤でも硬化後、簡単に
外れてしまう危険性がありますので特に入念に。

80ml ¥1000!かなりお値段高め〜。
まぁ性能は確かなので容量増やし値段下げなさいと注文入れときました。

細かいモールド部分の洗浄に向いています。

ブラッシングが完了すれば流水で洗い流し、乾燥させます。
※補足
レジンパーツ内には成型時のガスが溜まっていますので、洗剤で洗う前に煮沸し
このガスを追い出す作業をした方がよい場合があります。
ただこの後の下地塗装で紹介するレジン用プライマーの“スポット50”を使うと、
このガスを完全に封じ込めますので特に煮沸作業は推奨いたしておりません。
また塩化メチレン(メチクロ)やアセトンはレジンを侵しますので使用しないのが
無難です。どうしても石油系を使うならレジンウォッシュやシリコンオフ、ノルマル
ヘキサン等を使用し、洗浄後は中性洗剤&クレンザーで洗い流します。
●業務用超強力油用洗剤 技・職人魂 油職人 スプレーボトル 500ml
http://www.in-sesame.com/abura.html
※詰替用1000mlもありますのでパーツの浸け置き(24h程度)に便利です。